セブ島タクシーでぼったくられない乗り方を解説

フィリピン有数の観光地、セブ島では、美しいビーチやリゾートだけでなく、多彩な移動手段が観光客を待っています。中でもタクシーは、観光客にとって便利で快適な選択肢の一つ。特に初めて訪れる方には、タクシー事情をしっかり理解することが安全でスムーズな移動につながります。

この記事では、セブ島で利用できる4種類のタクシーについて詳しく解説します。適切なタクシーを選ぶことで、旅をさらに快適にしましょう!

目次

セブ島のタクシー種類

セブ島で利用できるタクシーは、大きく4種類に分類されます。一般的な白いタクシー、黄色いエアポートタクシー、配車アプリGrabで呼べるタクシー、そして観光地専用の高級タクシーです。

それぞれ特徴が異なるため、用途や目的地に応じて使い分けることがポイントです。

一般的なタクシー(白色)

セブ島で最もよく見かけるのが、白い一般的なタクシーです。これらのタクシーは、街中や観光地のほとんどのエリアで簡単に捕まえることができます。料金はメーター制で、初乗り料金は非常にリーズナブル。短距離から中距離の移動に適しており、現地住民にも観光客にも広く利用されています。

ただし、ドライバーによっては英語があまり得意でない場合もあるので、行き先をはっきり伝えるために地名を紙に書くか地図アプリを利用するとスムーズです。また、乗車前にメーターを使うよう確認するのがおすすめです。

エアポートタクシー(黄色)

セブ・マクタン国際空港で主に利用される黄色のタクシーは、観光客にとって便利な移動手段です。このタクシーは空港専用で、白いタクシーに比べてやや高額な料金設定になっていますが、その分、快適で安全性が高いのが特徴です。

空港到着後、タクシースタンドで簡単に利用でき、ドライバーは観光客への対応に慣れている場合が多いです。また、大型の荷物がある旅行者には特に便利です。料金はメーター制ですが、基本料金が白タクシーより高いので、事前に目安の料金を調べておくと安心です。

Grabタクシー(白色、一般乗用車)

セブ島では、配車アプリGrabを使ってタクシーや一般車両を手配することができます。このサービスは、英語でのやりとりが苦手な人や、目的地までの料金を事前に把握したい人に最適です。アプリを通じてドライバーを選び、支払いはアプリ内で完結するため、現金のやりとりや料金交渉の手間がありません。

車両は白いタクシーや一般乗用車が多く、エアコン完備で快適な移動が可能です。特に観光スポットやショッピングモールからの帰路には便利で、料金は白いタクシーと同程度か少し高めですが、安心感を重視するならGrabの利用をおすすめします。

セブ島タクシー料金

セブ島のタクシー料金は種類ごとに異なります。一般的なタクシーが最もリーズナブルで、エアポートタクシーはやや高額、Grabタクシーは利便性重視で適度な価格設定が魅力です。

一般的なタクシー(白色)

白い一般的なタクシーは、セブ島で最も手軽に利用できる移動手段です。初乗り料金は約40ペソで、以降1kmごとに運賃が加算されます。市内の移動であれば100〜300ペソ程度で済むことが多く、リーズナブルな価格が魅力です。

ただし、ラッシュアワーや雨の日にはタクシーが捕まりにくく、運転手によってはメーターを使用しないケースもあります。乗車前にメーターの使用を確認し、必要であれば料金の目安を交渉するのがおすすめです。

エアポートタクシー(黄色)

空港で利用できるエアポートタクシーは、観光客に特化したサービスを提供しています。初乗り料金は約70ペソと、白タクシーよりやや高めの設定ですが、空港からホテルや主要観光地への移動に便利です。

料金はメーター制で、空港からセブ市内中心部までの料金は400〜700ペソが一般的。ドライバーは観光客に慣れている場合が多く、安全性も高いです。特に深夜や早朝に空港を利用する際には、エアポートタクシーの利用が安心です。

Grabタクシー(白色または一般乗用車)

Grabタクシーは、料金が事前にアプリで確定するため、安心して利用できる配車サービスです。料金は一般的な白タクシーよりやや高い場合がありますが、透明性があり、支払いもアプリ内で完結可能です。

通常、セブ市内中心部の移動で150〜300ペソ程度が目安です。また、渋滞時や深夜早朝などの特定の条件下では、追加料金が発生する場合もあります。車両は清潔で快適なものが多く、英語でのやりとりが苦手な方にもおすすめのサービスです。

セブ島タクシーの支払方法

セブ島のタクシーでは、現金支払いが一般的です。白い一般タクシーやエアポートタクシーでは、乗車後に現金で支払いますが、小銭が不足している場合があるため、お釣りが出せるように小額紙幣を用意しておくとスムーズです。一方、Grabタクシーは配車アプリを利用するため、アプリ内でクレジットカードを登録しておけば、キャッシュレスで支払いが可能です。

運転手へのチップは必須ではありませんが、サービスに満足した場合には、お釣りをそのまま渡すなどの形で感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。料金支払い時には、特に現金取引の際に誤差がないよう確認を怠らないことが大切です。

セブ島タクシーの乗車方法

セブ島でタクシーを利用する際には、空港、ホテル、街中、または配車アプリGrabを使うなどの方法があります。それぞれの利用方法を知っておくと便利です。

空港から乗車

セブ・マクタン国際空港に到着したら、すぐにタクシーを利用できます。空港内には「白い一般タクシー」と「黄色いエアポートタクシー」の専用乗り場があります。到着ロビーを出ると案内があるので、迷う心配はありません。白タクシーはリーズナブルで、エアポートタクシーは快適さや安全性が高いのが特徴です。

到着が深夜の場合でも、空港内は24時間体制でタクシーサービスを提供しているため安心です。ただし、荷物が多い場合や、初めての訪問ならば、多少高額でもエアポートタクシーを利用するのがおすすめです。

滞在先ホテルやコンドミニアムから乗車

滞在先からタクシーを利用する場合、ホテルのフロントスタッフに依頼すればすぐに手配してくれます。高級ホテルやリゾートでは、専用のタクシー乗り場がある場合もあります。ドライバーには、目的地の正確な情報を伝えるようにしましょう。

地図や住所を書いた紙を持参すると便利です。また、Grabアプリを利用して手配することも可能で、これにより待ち時間を短縮できます。事前に料金が分かるGrabの利用は、観光客にとって特に安心感がある手段です。

街中で流しを捕まえる

街中で流しのタクシーを捕まえる場合、白い一般タクシーがメインとなります。手を挙げて合図を送れば、ドライバーがすぐに停車してくれます。ただし、夕方のラッシュアワーや雨の日にはタクシーが捕まりにくくなることがあるため、時間に余裕を持って行動することが大切です。

乗車時にはメーターが正しく作動しているか確認しましょう。また、目的地に向かう前に大まかな料金を聞いておくとトラブルを防ぐことができます。

配車アプリGrabを使う

Grabは、セブ島での移動を効率化する強力なツールです。アプリをスマートフォンにダウンロードし、ピックアップ地点と目的地を入力するだけで簡単にタクシーや一般車両を手配できます。料金は事前に確定するため、現金のやり取りや交渉の手間が省けます。

また、アプリ内で支払いを済ませることができるため、キャッシュレス派にもおすすめです。Grabは市内の主要エリアで利用可能で、特に夜間や混雑時に便利です。初めての利用時には、アプリの使い方を事前に確認しておくとスムーズです。

セブ島タクシー乗車時の注意

セブ島でタクシーを利用する際には、メーターの確認、小額紙幣の用意、深夜の移動にはGrabの利用を心がけると安全かつ快適に利用できます。

メーターの確認

タクシー乗車時に最も重要なのは、メーターが正しく作動していることを確認することです。一部のドライバーは、観光客と見てメーターを使わずに高額を請求する場合があります。乗車前に「Please use the meter」と伝えるだけで、防止効果があります。

また、メーターが動いていない場合や故意に拒否された場合は、すぐに別のタクシーを利用しましょう。Grabアプリを併用することで、このようなトラブルを避けることができます。

少額の現金を用意

セブ島では、タクシーの支払いは基本的に現金で行われますが、ドライバーが高額紙幣に対してお釣りを持っていないことがよくあります。そのため、100ペソや50ペソなどの小額紙幣を多めに用意しておくことが重要です。

観光客が利用する場合、サービス料やチップを渡すケースもありますが、必須ではありません。気持ちよくサービスを受けた際には、お釣りをそのまま渡すなどの対応が喜ばれることがあります。

深夜のタクシー利用はGrab利用

深夜にタクシーを利用する際には、Grabの利用を強くおすすめします。街中で流しを捕まえることは可能ですが、安全性や料金の透明性を考えると、配車アプリの方が安心です。Grabならば、ドライバーの情報がアプリに表示されるため、乗車前に確認ができます。

また、事前に料金が確定するため、深夜料金や交渉トラブルを避けることができます。初めての訪問者や一人旅の観光客にとって、夜間のGrab利用は特に心強い選択肢です。

セブ島でよくあるタクシートラブルと対処法

セブ島でタクシーを利用する際に、料金トラブルや忘れ物などの問題に直面することがあります。それぞれのトラブルに対処する方法を知っておきましょう。

タクシー料金でぼったくられた場合

観光客を狙った料金トラブルはセブ島でも時々発生します。乗車時にメーターを使用しないドライバーが高額な料金を請求してくるケースが一般的です。対処法としては、まず乗車前にメーターを使用することを確認し、「Please use the meter」と伝えることが重要です。

もし目的地到着後に不当な料金を請求された場合は、冷静に対応し、支払う前に明細を確認しましょう。それでも解決しない場合は、ドライバーの名前や車両番号をメモし、セブ市交通管理局(CITOM)や観光案内所に報告することができます。また、Grabを利用すれば料金が事前に確定するため、ぼったくりの心配がありません。

タクシーに忘れ物をした場合

タクシー内に忘れ物をした場合、迅速な行動が必要です。ドライバーの名前、車両番号、乗車時間、行き先などを覚えておくことで、連絡を取る際に役立ちます。ホテルのスタッフや現地の観光案内所に協力を依頼することも有効です。

Grabを利用している場合は、アプリ内の履歴からドライバーに直接連絡できるため、忘れ物を取り戻しやすいです。事前に荷物や貴重品を座席周りで確認する習慣をつけることが、忘れ物防止の最善策です。

セブ島タクシー以外の交通手段

セブ島では、タクシー以外にも多様な交通手段が利用可能です。フィリピンならではの乗り物を使うことで、より現地らしい旅を楽しむことができます。

バイクタクシー

バイクタクシーは「ハバルハバル」と呼ばれ、渋滞を避けてスピーディーに移動できるのが魅力です。特に短距離移動に便利で、料金も比較的安価です。

ただし、ヘルメットの着用が義務付けられており、安全性に注意が必要です。料金は乗車前に必ず交渉し、納得してから利用しましょう。また、Grabアプリを使えば、安全性が確保されたバイクタクシーを手配できます。

ジプニー

ジプニーはフィリピンの象徴とも言える大衆交通手段です。カラフルで独特なデザインが特徴で、現地の人々の主要な移動手段となっています。料金は非常に安価で、距離に応じて10〜20ペソ程度です。

ただし、ルートが固定されているため、乗車前に目的地がカバーされているか確認が必要です。観光客にとっては、フィリピンの文化を体験する絶好の機会です。

トライシクル(バイク型)

トライシクルはバイクにサイドカーを取り付けた三輪車で、短距離の移動に利用されます。料金は交渉制が一般的で、目的地までの料金を事前に確認することが大切です。

トライシクルは観光地やローカルエリアでよく見られるため、手軽に利用できますが、快適性はタクシーに劣る場合があります。それでも、フィリピンならではの移動手段として人気があります。

旅行会社の配車サービス

旅行会社やホテルが提供する配車サービスは、安全性と快適性を重視する方に最適です。料金はタクシーより高めですが、ドライバーが観光地や移動ルートに詳しく、時間を効率的に使うことができます。

観光地巡りや空港送迎など、カスタマイズされたサービスが提供されることが多いのも魅力です。事前に予約が必要な場合が多いので、計画的に利用しましょう。

まとめ

セブ島でのタクシーやその他の交通手段を理解しておくことで、移動がスムーズになり、より快適な旅行が実現します。タクシー利用では、メーター確認や小額紙幣の用意など基本的な注意点を守ることが重要です。

また、Grabやジプニー、旅行会社のサービスなど、多様な移動手段を活用すれば、自分に合った旅のスタイルを楽しむことができます。セブ島の魅力を最大限に引き出すために、移動手段をうまく活用しましょう!

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この記事を書いた人

セブ島の観光協会です。魅力ある観光地をご紹介します。

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