フィリピンの楽園、セブ島は、日本から手軽に訪れることができる人気の旅行先です。リゾート地としての魅力はもちろん、手ごろな旅行費用で贅沢な時間を過ごせる点が特に日本人旅行者に支持されています。
本記事では、セブ島旅行の費用を具体的に解説します。航空券代や利用する航空会社についての情報を詳しくお届けしますので、ぜひご参考ください。
日本からセブ島までの航空券費用

セブ島への旅行で気になるのは、やはり航空券代でしょう。日本からセブ島への直行便や乗り継ぎ便はさまざまな航空会社が運航しており、シーズンや予約時期によって価格が変動します。
一般的に、航空券代は2万円台から8万円台と幅広い価格帯がありますが、予算や旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。
フィリピン航空
日本からセブ島までの直行便を運航している代表的な航空会社がフィリピン航空です。成田や関空からマクタン・セブ国際空港まで、約5時間半のフライトで快適に移動できます。フィリピン航空はフルサービスキャリアのため、機内食や受託手荷物が運賃に含まれており、初めての海外旅行にも安心です。
往復の航空券は、通常期で約4万5,000円〜6万円前後が目安ですが、早期予約やセール時には3万円台で購入できることもあります。サービス面と利便性を重視する方にはおすすめの航空会社です。
LCC
セブ島への旅行費用を抑えたい場合、LCC(格安航空会社)の利用がおすすめです。代表的なLCCには、セブパシフィック航空やエアアジアがあります。航空券の価格は、時期によりますが、往復2万円台からと非常にリーズナブルです。特にセール期間を狙えばさらにお得になることも。
また、LCCは追加料金で手荷物や機内食を選ぶ形式なので、自分の旅行スタイルに合わせたプランニングが可能です。費用を抑えつつ、セブ島の美しいビーチを満喫することができます。
セブ島のビザ費用
フィリピンは日本のパスポート所持者にとって、観光目的での滞在が30日以内であればビザ不要の国です。そのため、多くの観光客は特別な手続きなく入国できます。ただし、滞在が31日以上になる場合は、現地でビザの延長手続きを行う必要があります。
延長の際には費用がかかり、延長回数や滞在期間によって料金が異なります。例えば59日までの延長で約4,000ペソ(約10,000円)、89日までなら約12,300ペソ(約31,000円)程度が目安です。また、60日以上滞在する場合は「ACR-Iカード(外国人登録証)」の取得が義務付けられており、その発行費用として約3,000ペソが必要になります。
セブ島の宿泊費・ホテル費用

セブ島のホテル代は、宿泊施設のクラスやロケーションによって大きく異なります。バックパッカー向けのホステルなら1泊1,000円台から、一流リゾートホテルでは1泊2万円以上が一般的です。
オフシーズンは価格が下がることもあるため、旅行時期を調整することでお得に宿泊できます。滞在目的や予算に応じてぴったりな宿泊施設を選びましょう。
ホテルクラス料金
セブ島では、宿泊施設の選択肢が豊富です。エコノミークラスのホテルでは1泊2,000円から5,000円程度、ミッドレンジクラスでは1泊5,000円から10,000円、一流のリゾートホテルでは1泊15,000円以上が相場です。
プールやビーチアクセス、スパなどの施設を備えたリゾートは、家族旅行やカップルに特に人気があります。長期滞在やお得なパッケージプランを利用するのも賢い選択です。
セブ島の食事費用

セブ島の食事代は非常にリーズナブルで、日本に比べて安く食事を楽しめます。現地のレストランでは一食あたり500円以下で食べられることも多く、高級レストランでも1,500円から3,000円程度です。旅行の予算や目的に応じて、さまざまな食の選択肢を楽しむことができます。
朝食
セブ島での朝食は、宿泊先に朝食が含まれているホテルも多く、無料で済ませられることがよくあります。それ以外でも、街中のローカル食堂では50〜100ペソ(約130〜260円)ほどで、シンプルながらボリュームのある朝食が楽しめます。
トーストと目玉焼き、ローカルソーセージのセット「シログ」系メニューが定番です。カフェで洋風の朝食を食べたい場合は、200〜400ペソ(約520〜1,040円)ほどが相場で、おしゃれな雰囲気とコーヒー付きのセットが楽しめます。
昼食
昼食はローカルレストランやファストフードであれば、100〜200ペソ(約260〜520円)程度で十分満足できます。セブンイレブンやジョリビー、マクドナルドなどのチェーン店も多く、安価で安定した味が楽しめます。
もっとセブ島を味わいたいなら、屋台でのバーベキューや「レチョン(豚の丸焼き)」などが人気で、リーズナブルかつ食べ応えがあります。観光地にあるレストランでは少し高めで、300〜500ペソ(約780〜1,300円)ほどが目安です。いずれも日本よりはかなりお得に感じられる価格帯です。
夕食
夕食は選ぶお店によって費用が大きく変わります。ローカルの食堂では100〜250ペソ(約260〜650円)でお腹いっぱい食べられますが、リゾートホテルのレストランやシーフード専門店では、1,000ペソ(約2,600円)以上かかることもあります。中間層のレストランでは500〜800ペソ(約1,300〜2,100円)が相場です。
特に海辺のレストランでのディナーは雰囲気が良く、旅行の思い出にもぴったりなので、1〜2回は少し贅沢するのもおすすめです。価格と味のバランスが取れた店も多く、満足度の高い食事が楽しめます。
セブ島での交通費

セブ島での交通費は、移動手段によって大きく異なります。最も一般的な移動手段はジプニーと呼ばれるローカルの乗合バスで、料金は一回乗車あたり10ペソから15ペソ(約30円)と非常に安価です。
一方、タクシーやグラブ(東南アジア版配車アプリ)を利用する場合は、初乗り料金が約40ペソ(約100円)からで、移動距離に応じて価格が上がります。観光客には便利で快適な手段としてグラブが人気ですが、コストを抑えたい場合はローカル交通を活用するのがおすすめです。
セブ島のお土産にかかる費用

セブ島のお土産は、バラエティ豊富で価格も手ごろなものが多いです。定番のお土産としては、ドライマンゴーやピーナッツを使ったスナック「オタップ」、フィリピン特産のバナナチップスが人気です。また、伝統的な手作り品であるシェルアクセサリーやラタン製品もおすすめ。
価格は100ペソ(約250円)から購入可能で、手軽に持ち帰れる点が魅力です。観光地やショッピングモール、空港内のギフトショップで購入できますが、ローカルマーケットではよりお得な価格で見つけることができます。
まとめ
セブ島は、美しいビーチやリゾートだけでなく、リーズナブルな旅行費用も魅力のひとつです。航空券や宿泊施設は予算に応じて幅広い選択肢があり、交通費や食事代も日本と比べて非常に安価です。お土産選びも楽しみのひとつで、ドライマンゴーやシェル製品など手ごろで魅力的なアイテムが揃っています。
セブ島旅行は、コストパフォーマンスの高いリゾート体験を求める日本人旅行者にとって、まさに理想的な選択肢です。次回の旅行先として、ぜひセブ島を検討してみてください。