セブ島は、美しい海や豊かな自然、独特の文化を楽しめるフィリピン有数のリゾート地です。旅行の計画を成功させるためには、現地の気候や文化を理解し、必要な持ち物を用意することが重要です。この記事では、セブ島の概要と旅行に必須の持ち物リストをご紹介します。これから訪れる方は、ぜひ参考にしてください。
セブ島概要
セブ島はフィリピン中部に位置し、約7000の島々からなるフィリピンの中心的な観光地です。首都マニラから飛行機で約1時間半の距離にあり、透明度の高い海や白砂のビーチ、ジンベエザメと泳ぐアクティビティが有名です。
気候は年間を通じて温暖で、特に乾季(11月~5月)が観光に適しています。多くの日本人観光客も訪れるこの地は、親しみやすいホスピタリティとリゾートならではの非日常感が魅力です。
セブ島へ絶対に必要な持ち物リスト

セブ島を心から楽しむためには、事前の準備がとても重要です。日本とは気候も文化も異なるため、必要な持ち物を忘れてしまうとせっかくの旅行が台無しになることも。
ここでは、セブ島旅行において絶対に持って行くべきものをリストアップしました。どれも現地でのトラブルを防ぎ、快適な滞在をサポートしてくれるアイテムばかりです。出発前の最終チェックにぜひ活用してください。
パスポート
言うまでもなく、海外旅行にはパスポートが不可欠です。フィリピン入国時には残存有効期間が滞在日数+6か月以上必要となるため、旅行前に必ず有効期限を確認しましょう。
また、セブ島ではホテルのチェックイン時やSIMカード購入時など、身分証明として提示を求められる場面も少なくありません。コピーを2〜3部用意しておくと、万が一の紛失時にも手続きがスムーズです。防水ケースに入れて携帯すれば、ビーチでのレジャー時も安心です。
海外旅行保険
セブ島ではマリンアクティビティやトライシクルと呼ばれる乗り物移動など、日本とは異なる環境で予期せぬケガや病気が起こることがあります。医療費は自己負担になるため、海外旅行保険は必ず加入しておくべきです。
特に、シュノーケリングやアイランドホッピングに挑戦したい方は、アクティビティ対応の保険プランを選びましょう。スマートフォンに保険証の画像を保存しておくと、いざという時に役立ちます。
現金
セブ島では都市部を離れると、クレジットカードが使えないお店も多くあります。特にローカルフードの屋台や小さなスーパーマーケット、観光地の入場料などでは現金が重宝します。目安として、1日あたり1,500ペソ(約4,000円)を想定して準備すると安心です。
また、現地での両替は手数料がかかることがあるため、日本で両替しておくか、空港内の両替所を利用するのがおすすめです。小額紙幣も多めに持っておくと便利です。
航空券(Eチケット)の控え
セブ島への出入国時やホテルチェックイン時に、Eチケットの提示を求められることがあります。スマートフォンに保存しておくのはもちろん、紙の控えも1枚持っておくと、スマホのバッテリー切れやネット接続不良の時にも安心です。
また、乗り継ぎがある場合には、次の便の情報を確認する際にも役立ちます。出発前に印刷して、パスポートと一緒にファイルしておくのがベストです。
常備薬
慣れない食事や水質の違いから、腹痛や下痢を起こすケースが少なくありません。また、強い日差しでの頭痛や気温差による風邪など、旅行中の体調不良はつきものです。現地の薬局でも薬は購入できますが、成分や用量が分かりづらいため、普段から使い慣れた薬を持参すると安心です。
胃腸薬、頭痛薬、風邪薬、酔い止め、アレルギー薬などをポーチにまとめておきましょう。セブ島は虫刺されも多いので、かゆみ止めもあると便利です。
トイレットペーパー
セブ島ではトイレにトイレットペーパーが備え付けられていないことがよくあります。特にローカルエリアや公衆トイレでは、ペーパーを持参していないと非常に困ることに。
日本のようなウォシュレットもほとんど普及していないため、ポケットティッシュタイプのペーパーを数個持ち歩くのがおすすめです。さらに、使用済みのペーパーは流せないトイレも多いため、ビニール袋も一緒に持っておくと安心です。
衣類
セブ島は年間を通じて平均気温が27〜32度と高く、日中はかなり蒸し暑く感じられます。そのため、通気性の良い薄手の衣類が中心となります。日差しが強いため、長袖の羽織りものも忘れずに。
また、レストランやショッピングモールは冷房が効いていることが多いため、羽織れるカーディガンが1枚あると便利です。リゾート地らしく水着やビーチサンダルもマストアイテム。サンダルは滑りにくいものを選ぶと安心です。
日焼け止め
セブ島の紫外線は日本の夏よりも強烈です。ちょっと外を歩いただけで日焼けするほどなので、日焼け止めはこまめな塗り直しが欠かせません。SPF50+、PA++++のような高い効果を持つタイプがおすすめです。
特に、海やプールで遊ぶ予定がある方は、ウォータープルーフタイプを選びましょう。現地でも購入できますが、日本製に比べて使用感や効果に差があることも。普段使い慣れたものを持参すると安心です。
セブ島であると便利な持ち物

セブ島での滞在をさらに快適に、そしてストレスフリーに楽しむためには、持っていると便利なアイテムがいくつかあります。
観光や移動、宿泊時にちょっとした不便を感じる瞬間に、こうしたアイテムが大活躍。セブならではの気候や交通事情を踏まえた持ち物を紹介しますので、荷造りの際の参考にしてみてください。
虫除け
セブ島は自然豊かな地域のため、虫が多いエリアも存在します。特に蚊は、現地で流行するデング熱などのリスクもあるため注意が必要です。
持ち歩きやすいスプレータイプやシートタイプの虫除けを準備しておくと安心です。アウトドアでの活動や夕方以降の外出時に役立ちます。
配車アプリ(Grab)
セブ島ではタクシーに加え、「Grab(グラブ)」という配車アプリが非常に便利です。現地のタクシーはメーターを使わなかったり、料金交渉が必要なケースもあるため、料金が事前に確定するGrabの方が安心して利用できます。
目的地の指定もアプリ上で簡単に行えるので、英語が苦手な方にもおすすめです。あらかじめアプリをダウンロードし、クレジットカードを登録しておくとスムーズに使えます。
使い慣れたシャンプーなど
ホテルのアメニティは最低限のものしか置かれていないことが多く、特に格安ホテルやゲストハウスでは質が合わなかったり、香りが強すぎたりすることも。
使い慣れたシャンプーやコンディショナー、洗顔料などのケア用品を持参すれば、普段通りのケアができて肌トラブルも防げます。南国の日差しや海水で髪や肌がダメージを受けやすいため、保湿力のあるアイテムがあるとより安心です。
延長コード
セブ島のホテルや宿泊施設では、コンセントの数が少なかったり、ベッドから遠い場所にしかなかったりする場合があります。スマートフォン、カメラ、ポータブルバッテリーなど複数のデバイスを充電したいときには、延長コードがとても便利です。
海外対応のマルチプラグ型延長コードであれば、電圧の違いも気にせず使えるので一石二鳥。コンパクトな3口タイプがおすすめです。
翻訳アプリ
セブ島では英語が広く通じますが、タクシー運転手や市場の店員など、一部のローカルな人々には簡単な英語しか通じないこともあります。そんな時、翻訳アプリがあるとスムーズなコミュニケーションが可能に。
例えば、日本語から英語、さらには現地語のフィリピン語やビサヤ語への簡単な翻訳も活用できます。オフラインでも使えるアプリを選べば、通信が不安定な場所でも安心です。
ポケットWiFi
セブ島のホテルやカフェにはWi-Fiが設置されていることが多いですが、通信速度が遅かったり不安定だったりすることも少なくありません。
外出中も地図アプリや配車アプリ、翻訳アプリなどを使う機会が多いため、ポケットWiFiがあると非常に便利です。複数人でシェアできるタイプであれば、グループ旅行でもコストパフォーマンス抜群。事前に日本でレンタルしておくのがおすすめです。
SIMカードとeSIM(追加分)
現地で使えるSIMカードやeSIMを用意しておくと、到着後すぐに通信ができて便利です。セブ・マクタン国際空港でも購入可能ですが、時間がかかったり混雑していたりするため、事前に用意しておくとスムーズです。
通信量の多い旅行者や長期滞在の方は、追加用のSIMやeSIMも準備しておくと安心です。フィリピンの通信会社はGlobeやSmartが主流で、観光客向けのプランも豊富です。
ボールペン
入国カードや税関申告書の記入、ちょっとしたメモなど、旅先では何かと書く機会があります。空港や飛行機内で「ペンを貸してもらえませんか?」と頼むことにならないよう、1本ボールペンをバッグに入れておくと便利です。
セブ島では手続きに記入が必要な場面も多いため、スムーズな入国・移動のためにもお忘れなく。インク漏れ防止のため、キャップ付きやノック式が安心です。
セブ島の海を楽しむ持ち物

セブ島は、世界中の旅行者を魅了する美しいビーチと透明度抜群の海が最大の魅力です。せっかく訪れるなら、その海を思いきり楽しむための持ち物を準備しておきたいところ。
シュノーケリングやアイランドホッピング、ビーチでのんびり過ごす時間を快適に、かつ安全に楽しめるアイテムをそろえておくと、旅の満足度がぐんと上がります。
マリンシューズ
セブ島のビーチは、遠浅で波も穏やかな場所が多く、シュノーケリングや磯遊びにぴったりです。ただし、岩場やサンゴ、ウニなどが点在している場所もあり、素足で歩くとケガをするおそれがあります。
そんな時に便利なのがマリンシューズ。足全体をしっかり保護してくれるうえ、滑り止め付きで濡れた岩場でも安心して歩けます。軽量で乾きやすい素材のものを選べば、荷物にもなりません。
サングラス
セブ島は一年を通して日差しが強く、特に海辺では白い砂浜の照り返しがまぶしく感じられます。長時間外にいると、目が疲れたり痛んだりすることも。
サングラスを持参すれば、目を紫外線から守るだけでなく、より快適に海の景色を楽しめます。偏光レンズ付きであれば、水面のギラつきを抑えて透明な海の中までクリアに見ることができるため、シュノーケリングやボート上での観光にもおすすめです。
ラッシュガード
セブ島の強烈な日差しは、短時間の海遊びでも日焼けを引き起こします。日焼け止めだけでは防ぎきれない紫外線から肌を守ってくれるのが、ラッシュガードです。
長袖タイプであれば肩や背中もしっかりガードでき、海でのアクティビティ中にクラゲなどの接触から肌を守る効果もあります。速乾性に優れた素材で、濡れてもすぐに乾くため、ビーチからの移動も快適。セブ島旅行ではマストアイテムです。
水着
セブ島を訪れるなら、やはり水着は欠かせません。ホテルのプールやビーチはもちろん、離島ツアーやシュノーケリング、ダイビングなどのマリンアクティビティが充実しています。
現地でも水着は購入できますが、デザインやサイズが限られていることもあるため、普段使い慣れたものを日本から持参するのが安心です。女性は上下分かれたタイプ、男性は速乾性のあるトランクス型がおすすめです。
スマホの防水ケース
セブ島の美しい海を写真や動画に収めたいなら、スマートフォンの防水ケースは必須です。アイランドホッピングやバナナボートなど、水しぶきがかかるアクティビティでは特に活躍します。
防水ケースがあれば、スマホを水没から守るだけでなく、水中での撮影もできます。首からかけられるタイプなら持ち歩きも楽で、貴重品を入れておくポーチ代わりにもなって便利です。透明度の高い海を思いきり記録に残しましょう。
セブ島の女子旅行の持ち物

女子旅でセブ島を訪れるなら、現地でも自分らしく快適に過ごせるよう、持ち物選びにもひと工夫が必要です。南国ならではの暑さや湿気、強い日差しに対応しつつ、おしゃれも楽しめるようなアイテムを準備しておくと、写真映えもバッチリ。ここでは、セブ島での女子旅行に役立つ持ち物をピックアップしました。
化粧品
セブ島は高温多湿のため、汗や皮脂によってメイクが崩れやすい環境です。日本で使い慣れた化粧品を持参すれば、肌トラブルを防ぎながら安心してメイクができます。
特に崩れにくいファンデーションやウォータープルーフのマスカラは必須。UVカット効果のある下地やリップも活躍します。現地で手に入る化粧品は肌に合わない可能性もあるので、普段のメイクアイテムは一式揃えて持っていきましょう。
メイク落とし
セブ島では汗や海水、日焼け止めが肌に残りやすく、夜のスキンケアがとても大切になります。普段使い慣れたメイク落としを持参すれば、旅先でも肌を清潔に保てます。
特にウォータープルーフのコスメを使用する方は、しっかり落とせるオイルタイプやジェルタイプがおすすめ。荷物を軽くしたい方は、シートタイプのクレンジングも便利です。肌荒れを防ぐためにも、メイクオフは念入りに行いましょう。
ウェットティッシュ
セブ島では外出先で手を洗う場所が限られていることが多く、屋台グルメやスナックを食べる際に大活躍するのがウェットティッシュです。除菌タイプを選べば、衛生面でも安心感があります。
さらに、汗をかいたときにさっと拭いたり、ビーチで砂がついた手や足を拭いたりと、何かと使える万能アイテム。1パック持っておくだけで、女子旅の快適度がぐっと上がります。香り付きのものも気分転換にぴったりです。
ヘアアイロン
湿気が多いセブ島では、せっかくセットした髪がすぐにうねってしまうこともしばしば。そんなときに頼れるのがヘアアイロンです。コンパクトで海外電圧対応のものを選べば、ホテルでも安心して使用できます。
朝のスタイリングはもちろん、ディナーやナイトマーケットに出かける前のひと手間で、旅行中もおしゃれをキープできます。ストレートもカールも対応できる2WAYタイプが特に便利です。
セブ島までの飛行機での荷物の注意点
セブ島への空の旅をスムーズに楽しむためには、荷物に関するルールをしっかり理解しておくことが大切です。特に国際線では、機内持ち込みや預け入れに関する制限が多く、知らずに違反してしまうと没収や搭乗トラブルの原因にもなります。
ここでは、それぞれのケースに分けてわかりやすく解説します。事前に確認して、安心して出発しましょう。
機内持ち込み禁止、預け入れ禁止
爆発物や可燃性のあるスプレー缶、花火、バッテリー付きの電動スケーターなどは、機内への持ち込みだけでなく、預け入れ荷物としても一切禁止されています。
これらは飛行中の安全を脅かす恐れがあるため、国際的に厳しく規制されています。うっかり荷物の中に入れてしまうと、空港での保安検査で没収されるだけでなく、最悪の場合フライトに乗れないこともあるので、持っていかないよう注意が必要です。
機内持ち込み禁止、預け入れOK
ナイフやハサミなどの刃物類、ヘアスプレーやアルコールを含むスプレー缶、一定容量を超える液体類は、機内への持ち込みは禁止されていますが、預け入れ荷物に入れる分には許可されています。
旅行用の小さなはさみや爪切りも対象となる場合があるので要注意です。荷物のパッキング時には、これらを必ずスーツケースなどの預け入れ荷物に入れておきましょう。出発前に航空会社のルールも確認すると安心です。
機内持ち込みOK、預け入れ禁止
モバイルバッテリーやノートパソコンなどのリチウムイオン電池を使用している電子機器は、火災のリスクがあるため預け入れ荷物としてはNGですが、機内には持ち込むことができます。
モバイルバッテリーは容量によって持ち込み制限がある場合もあり、100Wh以下のものは多くの航空会社で持ち込み可とされています。バッグの中で見つからないとトラブルになることもあるので、取り出しやすい場所に入れておきましょう。
液体物の持ち込み
機内に持ち込める液体物には細かい制限があります。基本的には1つの容器につき100ml以下、総量1リットル以内までとされており、すべてをジッパー付きの透明な袋(20cm×20cm程度)にまとめて入れる必要があります。
化粧水や日焼け止め、ジェル状の食品も対象になるため注意が必要です。飲み物は保安検査後の購入品に限り持ち込めます。うっかりオーバーするとその場で廃棄になるので、事前にしっかり整理しましょう。
フィリピン・セブ島への持ち込み禁止品・免税対象

フィリピンへ入国する際、特定の品目は持ち込みが禁止されています。例として、麻薬、ポルノ製品、偽造通貨、または違法な火器などが挙げられます。また、免税対象品として、アルコールは最大2リットル、タバコは最大200本まで許可されています。
それを超える場合は申告が必要です。入国時に荷物が没収されるのを防ぐため、事前に持ち込み可能な範囲を確認し、ルールを遵守しましょう。
セブ島の持ち物の注意点
セブ島旅行では、現地ならではのルールや環境に応じて注意すべき持ち物もあります。せっかくの楽しい旅をトラブルで台無しにしないためにも、出発前に「持って行っていいもの」「持って行かない方がいいもの」をしっかりチェックしておきましょう。特に人気観光地や通信環境に関する情報は、意外と見落としがち。ここでは注意が必要なポイントを2つご紹介します。
ジンベイザメエリアは日焼け止めが禁止
セブ島南部のオスロブは、ジンベイザメと一緒に泳げるアクティビティで大人気の観光スポットです。しかし、このエリアでは日焼け止めの使用が禁止されています。理由は、日焼け止めに含まれる化学成分が海洋生物やサンゴ礁に悪影響を及ぼす可能性があるため。
現地では入水前にシャワーを浴びて日焼け止めを洗い流すよう求められます。日焼け対策にはラッシュガードや帽子、UVカットのラッシュトレンカなど、物理的に肌を守る方法がおすすめです。持って行った日焼け止めを使えない場面もあると覚えておくと安心です。
フリーWiFi
セブ島の多くのカフェやホテルではフリーWiFiが利用できますが、通信速度が遅かったり、接続が不安定だったりすることもあります。また、セキュリティ面でも注意が必要で、パスワードのない回線では個人情報の漏洩リスクも否めません。
現地の通信環境に依存しすぎず、必要に応じてポケットWiFiや現地SIMの準備をしておくと安心です。特に配車アプリや地図アプリ、翻訳アプリを日常的に使う予定がある方は、自分専用の通信手段を確保しておくことで、快適でストレスのない旅が楽しめます。
まとめ
セブ島旅行では現地のルールを把握することや持ち物の準備が重要です。この記事を参考に、快適で安全な旅を楽しんでください。事前準備をしっかり整えて、セブ島の魅力を存分に堪能しましょう。