マゼランクロス(Magellan’s Cross)

マゼランクロスは、ポルトガルの探検家フェルディナンド・マゼランが1521年にフィリピンに到着した際に建てられた十字架で、セブ市にあります。

この十字架はフィリピンでのキリスト教の始まりを象徴し、教会と同様に多くの巡礼者や観光客が訪れる場所です。建物内の天井には、十字架が建てられた当時の様子が描かれた美しいフレスコ画があり、歴史を感じることができます。

この記事では、マゼランクロスの魅力やアクセス方法、周辺の観光情報を詳しくご紹介します。セブ島観光の参考にしてみてください!

目次

マゼランクロス概要

マゼランクロスは、セブ島の中心部に位置する歴史的なモニュメントです。1521年にスペイン人探検家フェルディナンド・マゼランが、フィリピンにキリスト教を広める象徴として設置したとされています。

現在は、八角形のチャペル内に収められ、外部の環境から保護されています。天井には、マゼランが現地の人々とキリスト教の布教を始めた様子を描いた美しいフレスコ画が施されており、訪れる人々を魅了します。セブ島の歴史や文化を感じられる、観光客に人気のスポットです。

マゼランクロスへのアクセス方法

マゼランクロスは、セブ市内の中心地に位置しており、アクセスが非常に便利です。最も簡単な方法は、タクシーやグラブ(配車アプリ)を利用することです。セブ・マクタン国際空港からは約30分〜1時間、料金は約300〜400ペソです。

公共交通機関を利用する場合は、ジープニーで「サントニーニョ教会」方面行きを選ぶとスムーズに到着できます。近くには他の観光名所も点在しているため、散策しながら訪れるのもおすすめです。

マゼランクロスの歴史

マゼランクロスは、1521年にフィリピンに到着したフェルディナンド・マゼランが、現地のラジャ・フマボンとその部下にキリスト教の洗礼を施した記念として建てられました。

この出来事は、フィリピンにおけるキリスト教布教の始まりとされています。現在の十字架は、オリジナルの十字架を守るために木製の外殻で覆われており、内部には当時の遺物が納められているといわれています。この場所は、フィリピン史において重要な意味を持つ場所として、多くの人々に親しまれています。

マゼランクロスの見どころ

マゼランクロスの最大の見どころは、八角形のチャペル内部に描かれたフレスコ画です。天井には、マゼランが現地住民にキリスト教を広める様子や、歴史的な場面が生き生きと描かれています。

また、チャペルを囲む柱や壁には美しい彫刻が施されており、芸術的な雰囲気を感じることができます。さらに、十字架そのものは透明なケースに収められており、訪れる人々は十字架を間近で見ることができます。この小さな空間ながら、セブ島の歴史と文化を体感できる名所です。

マゼランクロス周辺の治安

マゼランクロス周辺は観光地として整備されており、昼間は比較的安全です。しかし、観光客が多いためスリや置き引きが発生することもあります。貴重品は目立たないように持ち歩き、バッグは前に抱えるようにするなど注意が必要です。

また、夜間の訪問は避けることをおすすめします。観光中に道を尋ねたりする際は、公式の案内スタッフやお店の従業員に声をかけると安心です。安全対策を心がけることで、快適に観光を楽しめるでしょう。

マゼランクロスの入場料

マゼランクロスの入場は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。近隣の教会や観光地と合わせて訪れる場合も追加費用はかかりません。ただし、チャペル内部で撮影をする場合や、現地の案内ガイドを依頼する場合には、少額のチップを準備しておくと良いでしょう。

施設維持のための寄付を求められることもありますが、強制ではありません。無料で楽しめる歴史的なスポットであるため、セブ島観光の合間に立ち寄るのに最適な場所です。

マゼランクロス観光のベストなタイミング

マゼランクロスを訪れるのに最適な時間帯は、朝や夕方の比較的涼しい時間帯です。日中は気温が高くなり、観光客が増えるため、混雑を避けたい場合は早めの訪問がおすすめです。

また、セブ島の主要なイベントである「シヌログ祭り」の時期(1月)は特に活気があり、特別な雰囲気を楽しむことができます。ただし、この時期は観光客が集中するため、混雑を避けるためには時間に余裕を持って行動することが大切です。

マゼランクロス見学の所要時間

マゼランクロスの見学には、おおよそ15〜30分ほどの時間があれば十分です。十字架やフレスコ画をじっくりと鑑賞し、写真を撮るだけなら短時間で済みますが、周辺の観光スポットも合わせて散策する場合は、1時間程度を見積もると良いでしょう。

また、現地ガイドによる案内を受ける場合は、さらに詳細な歴史や文化の解説を聞くことができ、訪問がより充実したものになります。スケジュールに余裕を持って訪れると、ゆっくり楽しめます。

マゼランクロス周辺の観光スポット

マゼランクロス周辺には、サントニーニョ教会、サンパウロ要塞、コロンストリート、カルボンマーケットなどの観光名所があります。それぞれが独自の魅力を持ち、歴史や文化を感じられるスポットです。

サントニーニョ教会

フィリピン最古の教会であるサントニーニョ教会は、マゼランクロスから徒歩1分の場所に位置しています。1565年に設立され、内部にはフィリピンにおけるキリスト教の象徴であるサントニーニョ像が安置されています。

この教会は、毎年1月に開催されるシヌログ祭りの中心地としても有名です。荘厳なステンドグラスや歴史的な建築デザインが見どころで、多くの信者や観光客が訪れるセブ島のランドマークです。


サン・ペドロ要塞

サンパウロ要塞は、スペイン統治時代に建設された防衛施設で、セブ市の歴史的なシンボルの一つです。

三角形の形をした石造りの要塞は、現在博物館として利用されており、セブ島の歴史を物語る貴重な展示品が収められています。庭園が整備されており、観光客がゆっくりと過ごせる場所となっています。マゼランクロスから徒歩圏内にあるため、歴史を感じる散策スポットとしておすすめです。

コロンストリート

セブ市内で最も古い通りとされるコロンストリートは、人々の生活を垣間見ることができる活気あふれるエリアです。通り沿いにはショッピングモールや露店、ローカルフードが楽しめる屋台が並び、観光客にも人気があります

。ただし、スリに注意する必要があり、貴重品管理には気を付けてください。マゼランクロスを訪れた後のショッピングや食事を楽しむスポットとしておすすめです。

カルボンマーケット

カルボンマーケットは、セブ市で最も歴史のある市場で、新鮮な野菜や果物、魚介類が手に入るスポットです。観光客向けのお土産も豊富に揃っており、値段交渉を楽しむことができます。市場内は活気にあふれ、フィリピンの日常生活を間近で感じられる場所です。

ただし、混雑しているため、荷物の管理には注意が必要です。現地の文化や雰囲気を味わいたい方には最適な観光地です。

まとめ

セブ島の観光名所「マゼランクロス」は、フィリピンの歴史とカトリック文化を体感できる魅力的なスポットです。アクセスも良く、周辺にはサントニーニョ教会やサンパウロ要塞など見どころが満載です。

無料で訪れることができ、短時間で見学できるため、セブ観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。文化や歴史を深く理解することで、セブ島旅行がさらに思い出深いものになることでしょう。

  • 名称:マゼランクロス(Magellan’s Cross)
  • 住所:7WV2+CQG, P. Burgos St, Cebu City, 6000 Cebu, フィリピン
  • 営業時間:8:00〜18:00
  • 休業日:なし
  • 料金:無料
  • アクセス:セブシティから車で約15分、電車で30分
  • 電話番号:(+63)78 945 6321
  • Webサイト:
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この記事を書いた人

セブ島の観光協会です。魅力ある観光地をご紹介します。

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