スミロン島(Sumilon Island)

スミロン島は、セブ島南部のオスロブ近くに位置し、自然の美しさを楽しめる小さなリゾート島です。島の周囲は透明度の高い海に囲まれており、ホワイトサンドのビーチが特徴です。

観光客はシュノーケリングやカヤックを楽しみ、海中の美しいサンゴ礁を観察できます。また、島内にはリゾート施設も充実しており、日帰り旅行にも最適です。静かな島でのんびり過ごす贅沢なひとときを味わえる場所です。今回は、この楽園の島「スミロン島」を徹底解説。訪れる際に役立つ情報をたっぷりとお届けします!

目次

スミロン島の概要

セブ島から南東に約125kmの場所に位置するスミロン島は、オスロブに近い小さな島で、面積はおよそ24ヘクタールと非常にコンパクトです。この島は自然保護区として管理されており、豊かな生態系と手つかずの自然が広がっています。スミロン島は世界初の海洋保護区として1970年代に指定され、現在もその美しさを保っています。

透明度抜群の海やフォトジェニックなサンドバーが特徴で、観光客からの人気も高いスポットです。特にサンドバーは、潮の満ち引きによって姿を変えるため、訪れるタイミングによって異なる景色を楽しめます。

スミロン島とは

スミロン島はフィリピン中部のヴィサヤ諸島に属し、周囲にはサンゴ礁が広がっています。この島の大きな魅力は、何といっても海洋保護区ならではの豊かな自然環境。1974年に保護区として指定されて以来、持続可能な観光地として発展してきました。

島内にはリゾートホテル「ブルーウォータースミロンアイランドリゾート」があり、宿泊者やデイユースの観光客が利用することができます。また、島は日帰りツアーの目的地としても人気で、シュノーケリングやダイビングがメインアクティビティとなっています。

スミロン島の魅力

セブ島周辺でもトップクラスの透明度

スミロン島の海はセブ島周辺でも群を抜く透明度を誇ります。遠浅で波が穏やかなため、海の中をのぞくとサンゴ礁や小魚が泳ぐ様子がはっきりと見えます。特に晴れた日は太陽の光が水面に反射し、キラキラと輝くエメラルドグリーンの海が広がります。

シュノーケリング初心者でも安心して楽しむことができる環境で、家族連れやカップルにおすすめです。視界が30m以上あると言われる透明度の高さは、一度訪れた人々を魅了し続けています。

水族館のような海洋世界

スミロン島の周辺海域は、まるで天然の水族館のような豊かな海洋生物が生息しています。シュノーケリングをすると、カラフルな熱帯魚や美しいサンゴ礁、運が良ければウミガメにも出会えることがあります。

また、ダイビングスポットとしても有名で、クマノミやバラクーダ、ナポレオンフィッシュなど、多様な魚種を観察することができます。フィリピン特有のバイオディバーシティを感じられるエリアとして、海洋生物好きにはたまらない場所です。

フォトジェニックな白砂のサンドバー

スミロン島の代名詞ともいえる白砂のサンドバーは、潮の満ち引きによってその形状が変化します。このサンドバーは写真映えするスポットとして人気が高く、青い空とエメラルドグリーンの海、そして真っ白な砂浜が織りなすコントラストは、訪れる人々の心を虜にします。

ドローンを使った空撮や、記念写真を撮影するのにも最適です。タイミングによっては、人が少ない時間帯を狙うこともでき、静かな空間で贅沢なひとときを過ごせます。

スミロン島の楽しみ方

スミロン島は自然の宝庫。シュノーケリングやダイビング、トレッキングなど多彩なアクティビティを楽しめます。フォトジェニックなサンドバーやデイユース施設でリラックスするのもおすすめです。

シュノーケリング

スミロン島の周辺海域は、シュノーケリング初心者でも安心して楽しめる穏やかな波と透明度の高い海が特徴です。シュノーケルを使えば、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁が目の前に広がり、まるで海中を泳ぐ夢を見ているかのような感覚が味わえます。特におすすめは、島の東側に広がる保護区エリアです。

ここでは、数多くの魚やサンゴを見ることができ、自然の美しさに圧倒されます。シュノーケリング用具は現地でレンタル可能なので、身軽に訪れても大丈夫です。

ダイビング

スミロン島は、セブ島周辺でもトップクラスのダイビングスポットとして知られています。透明度が高く、海中での視界が30メートル以上あるため、海底の美しさを存分に堪能できます。ダイバーには、クマノミやウミガメ、バラクーダなど、多種多様な海洋生物との遭遇が楽しみのひとつです。

また、ダイビングショップやインストラクターが充実しており、初心者から上級者まで幅広く対応しています。特に「サンクチュアリ」と呼ばれる保護区エリアでは、自然そのものの海洋世界が待っています。

写真撮影

スミロン島は、写真撮影のために訪れる価値があると言われるほどフォトジェニックなスポットが満載です。特に人気なのが白砂のサンドバー。空の青、海のグリーン、砂浜の白が織りなす美しいコントラストは、どこを切り取っても絵になる光景です。

さらに、日の出や夕暮れ時の写真は、ドラマチックな色合いが加わり、一層魅力的です。ドローンを使った空撮も可能で、全体像を収めたい場合におすすめです。旅の思い出を写真で残すには最適の場所です。

ブルーウォーターホテルのデイユース

スミロン島でリラックスしたい方には、ブルーウォータースミロンアイランドリゾートのデイユースプランが人気です。リゾート内にはプールやレストラン、ビーチエリアがあり、日帰りでも贅沢な時間を過ごせます。

特に、リゾートのプライベートビーチは人混みを避けてゆったりできるスポットとして評判です。ビュッフェランチ付きのプランもあり、新鮮な食材を使った料理が堪能できます。快適な施設で自然を満喫したい方におすすめの選択肢です。

トレッキング

スミロン島は海だけでなく、陸上でも楽しめるトレッキングスポットが魅力です。島内には、自然の中を歩く小道が整備されており、途中で見られる熱帯植物や美しい景色が訪れる人を楽しませます。

特に人気なのが島の灯台までのルート。灯台からは海と島全体を一望することができ、その眺めはまさに絶景です。トレッキングの途中で野生動物に出会うこともあり、自然好きにはたまらない体験です。軽い運動と絶景を同時に楽しめるアクティビティとしておすすめです。

スミロン島への行き方

自力でスミロン島へ行く方法

スミロン島へは、セブシティから南に約3時間かけてオスロブのバンカスワン港まで移動し、そこからボートでアクセスします。セブシティからはバスやレンタカーを利用するのが一般的。バスの場合は、南バスターミナルから運行する「セレスバス」が便利で、オスロブまで1人あたり約150ペソ(約300円)とリーズナブルです。

港に着いたら、現地でボートを手配。料金は往復で約1,500ペソ(約3,000円)前後です。朝早めに出発することで、時間に余裕を持って島を満喫できます。

ツアーに参加する

自力でのアクセスが面倒な場合は、セブ島から出発するスミロン島ツアーに参加するのがおすすめです。ツアーは、移動手段、ボート代、ランチ、アクティビティガイドがセットになっていることが多く、手軽に利用できます。

ツアー会社によっては、ジンベイザメウォッチングとのコンボプランもあり、オスロブ観光とスミロン島を一度に楽しむことが可能です。料金は1人あたり約3,000~5,000ペソ(約6,000~10,000円)で、内容やサービスによって異なります。安全で快適な旅を希望する方におすすめです。

スミロン島のホテルと宿泊施設

スミロン島で唯一の宿泊施設は「ブルーウォータースミロンアイランドリゾート」です。このリゾートは、高級感のあるコテージタイプの部屋と充実した設備が魅力。プライベートビーチやインフィニティプール、レストランなど、宿泊者専用の施設が充実しており、ラグジュアリーな時間を過ごせます。

島全体が自然保護区であるため、宿泊者は自然と調和した環境の中で滞在を楽しむことができます。また、日帰りプランも利用可能なので、宿泊せずともリゾートの一部を満喫することができます。

スミロン島+ジンベイザメツアーがおすすめ

スミロン島を訪れる際、ジンベイザメウォッチングとのコンボツアーは非常に人気があります。オスロブの海域では、ジンベイザメと一緒に泳げる特別な体験が楽しめます。午前中にジンベイザメを観察し、その後スミロン島でシュノーケリングやサンドバーを満喫するプランは、1日で二度おいしい贅沢なスケジュールです。

ツアーにはボート代やランチ、アクティビティが含まれることが多く、初めて訪れる方にも安心して利用できます。セブ島の代表的な観光地を効率よく楽しむ方法としておすすめです。

スミロン島ツアーのモデルプラン

モデルプラン例

  • 3:00 セブシティ出発
  • 7:00 オスロブ到着、ジンベイザメウォッチング体験
  • 9:00 スミロン島行きボートに乗船
  • 9:30 スミロン島到着、サンドバー散策&シュノーケリング
  • 12:30 リゾート施設でランチ&休憩
  • 13:30 島を出発、セブシティへ戻る
  • 17:00 セブシティ到着

このプランは効率的に楽しめる構成で、日帰り旅行に最適です。事前予約でスムーズな移動を心がけましょう。

スミロン島に行くときの注意点

スミロン島への旅行は、自然環境に配慮しつつ快適に過ごすための準備が重要です。公衆トイレの利用や紫外線対策、水分補給などに注意しましょう。

スミロン島の公衆トイレは有料

スミロン島では、公衆トイレの利用に料金がかかる点に注意が必要です。料金は1回あたり20~50ペソ程度で、現地通貨の小額紙幣やコインを準備しておくと便利です。また、観光客が多い時間帯は混雑する場合があるため、余裕を持った利用が求められます。

リゾート施設を利用する場合は、宿泊者専用のトイレも使えるので快適です。必要最低限の衛生用品やティッシュペーパーを持参しておくと、より安心して過ごせます。

濡れてもよい足元で

スミロン島では、船に乗り降りする際やサンドバーを歩く際に足元が濡れることがあります。そのため、濡れても乾きやすいサンダルやウォーターシューズを用意するのがおすすめです。

特にサンドバーは、場所によっては小さな貝殻やサンゴのかけらが足元にあるため、足を守るためにも適切な履物を選びましょう。トレッキングをする場合は、滑りにくい靴も役立ちます。快適な足元で思う存分アクティビティを楽しんでください。

エアコン対策と車酔い対策

セブシティからスミロン島へ向かう際、長時間の車移動が必要になります。バスや車内のエアコンが効きすぎる場合があるため、薄手の上着を持参するのがおすすめです。

また、カーブが多い山道を通ることもあり、車酔いしやすい方は酔い止め薬を準備しておくと安心です。こまめな休憩や車窓の景色を楽しむことで、移動時間も快適に過ごせます。

帰りの交通手段に余裕を持って

スミロン島観光後、セブシティへ戻る際は、帰りの交通手段に余裕を持つことが重要です。特に、最終のバスや船の時間を確認し、遅延を避ける計画を立てましょう。帰路は混雑することもあるため、事前にチケットを手配するか、タクシーやプライベートカーを予約しておくと安心です。

また、島内でのアクティビティに夢中になるあまり、帰りのボートの時間を見逃さないよう、余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。特に夜間の移動は安全性に配慮してください。

紫外線対策

スミロン島は日差しが非常に強く、特に白砂のサンドバーでは紫外線を強く感じます。そのため、しっかりとした紫外線対策が必要です。帽子やサングラス、UVカットの服装を用意するのはもちろん、こまめに日焼け止めを塗り直すことが重要です。

水辺でのアクティビティ中も、ウォータープルーフの日焼け止めを使用することで効果を持続させることができます。肌の保護を万全にして、快適に観光を楽しみましょう。

水分補給

スミロン島での観光は日差しの強い中でのアクティビティが多いため、こまめな水分補給が欠かせません。特に、シュノーケリングやトレッキングでは体力を消耗しやすいので、水やスポーツドリンクを持参することをおすすめします。

島内で購入する場合は価格がやや高めになるため、事前にセブシティやオスロブで準備しておくと便利です。また、プラスチックごみ削減のため、再利用可能なボトルを使用することで環境保護にも貢献できます。

まとめ

スミロン島は、透明度抜群の海、フォトジェニックなサンドバー、豊かな自然を楽しめるセブ島屈指の観光スポットです。シュノーケリングやダイビングなどのアクティビティはもちろん、トレッキングやリゾート施設でのリラックスも満喫できます。

アクセスは少し手間がかかるものの、ツアーに参加することで快適に訪れることが可能です。ジンベイザメウォッチングとの組み合わせで、1日で多彩な体験が楽しめるのも魅力。次回のセブ旅行には、ぜひスミロン島を訪れてみてください!

  • 名称:スミロン島(Sumilon Island)
  • アクセス:セブシティからバスでオスロブまで4時間、そこから船で15分
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この記事を書いた人

セブ島の観光協会です。魅力ある観光地をご紹介します。

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