セブ・サファリ・アンド・アドベンチャーパークは、フィリピン最大規模のサファリパークで、さまざまな動物たちと触れ合えるスポットです。
広大な敷地内にはキリンやライオン、トラなどが生息し、動物たちを間近で観察することができます。また、アドベンチャー体験としてジップラインやハイキングコースも完備されており、子どもから大人まで楽しむことができる施設です。
- 施設名:セブ・サファリ・アンド・アドベンチャーパーク(Cebu Safari)
- 住所:Toril Carmen, Cebu Philippines 6005
- 営業時間:8:00~17:00 チケット販売は13時まで
- 休業日:月曜日、火曜日
- 料金:大人800ペソ(1600円)、子ども(身長 91cm以下)400ペソ(800円)
- アクセス:セブシティから車で約2時間の距離にある「カルメン」という地域
- 電話番号:+63325204787
- Webサイト:Cebu Safari and Adventure Park
セブサファリ&アドベンチャーパークとは
セブ島北部に位置する「セブサファリ&アドベンチャーパーク」は、フィリピン国内でも最大級のサファリパーク。東京ドーム約70個分という広大な敷地を誇り、300種以上、1,000頭を超える動物たちがのびのびと暮らしています。
さらに、ジップラインやATVなどのアドベンチャー体験も充実。自然と動物、アクティビティの三拍子が揃ったこの施設は、セブ旅行の新たなハイライトとして注目を集めています。
ブサファリ&アドベンチャーパーク概要
このパークの魅力は、単なる動物園を超えた“体験型”であることです。サファリトラムに乗って園内を回るツアーでは、ライオンやキリン、シマウマなどを間近で観察できます。特に人気なのは、餌やり体験ができるゾーンで、カラフルなインコやキツネザルに直接触れることもできます。
また、スリル好きには全長1.3kmのジップラインがおすすめ。山の谷間を滑走するスリルは一度体験したらやみつきに。園内にはレストランや休憩所も点在しており、一日中快適に過ごせる環境が整っています。
セブサファリ&アドベンチャーパークへの行き方
セブ市内からセブサファリ&アドベンチャーパークまでは約50km。アクセス方法によって所要時間や快適さに違いがあるため、旅のスタイルに合わせて選ぶことが大切です。ここでは、代表的な3つの行き方をご紹介します。いずれも1〜1時間半程度で到着しますので、日帰り旅行にもぴったりです。
タクシー
最も手軽な移動手段がタクシーです。セブ市内からの所要時間は約1時間半。料金は交渉制が多く、片道でおよそ800〜1,000ペソ程度が相場です。ただし、セブサファリ周辺には流しのタクシーがいないため、往復の料金で事前に交渉しておくことが重要です。
運転手によっては待機してくれることもあり、その場合は追加料金として300〜500ペソ程度が加算されることが一般的です。交通状況により多少前後するものの、快適なエアコン付きの車内で移動できるため、快適さを重視する方にはおすすめです。
レンタカー
時間に縛られず自由に観光したい方には、運転手付きのレンタカーサービスがおすすめです。セブ市内には複数のレンタカー会社があり、1日チャーター(ドライバー付き)でおよそ3,000〜4,800ペソが相場となっています。料金にはガソリン代や運転手代が含まれているケースが多く、途中でショッピングやローカルレストランに立ち寄るなど、柔軟なプランが立てられます。
英語対応のドライバーも多く、観光案内をしてくれる場合も。人数が多ければコストパフォーマンスも高くなり、家族旅行や友人グループには特におすすめです。
ツアー参加
安心・便利に楽しみたいなら、日帰りツアーへの参加がおすすめです。セブ市内のホテルからの送迎がセットになっており、チケット購入や道順に悩むことなくスムーズに入園できます。主に旅行代理店やオンライン予約サイトで申し込みが可能で、料金は1人あたり2,500〜3,500ペソ程度。
パッケージには往復の送迎、入場券、簡単なランチなどが含まれることが多く、コストパフォーマンスも良好です。特に小さなお子様連れや英語に不安のある方にとって、添乗員のサポートがあるのは大きな魅力。参加人数や時期によって価格や内容が異なるため、事前の確認をおすすめします。
セブサファリ&アドベンチャーパークのポイント
セブサファリ&アドベンチャーパークは、ただの動物園ではありません。広大な自然の中で野生動物とふれあい、迫力のサファリ体験やアクティビティが楽しめる、まさに“体験型”テーマパークです。ここでは、その魅力的なポイントを4つに分けてご紹介します。
近距離で動物と触れ合える
セブサファリ最大の魅力は、動物との距離の近さです。ライオンやトラといった大型の動物を安全に観察できるのはもちろん、キリンやシマウマ、カピバラなどに直接餌やり体験ができるエリアもあります。特に子どもたちに人気なのは、鳥たちと触れ合える「バードショー」や「鳥類ふれあいゾーン」。
色とりどりのインコやフクロウが腕や肩に乗ってくるシーンは、忘れられない思い出になることでしょう。人懐っこい動物たちとの触れ合いは、都会では味わえない貴重な体験です。
トラムで施設内移動
敷地面積が広大なセブサファリでは、施設内の移動にトラム(園内バス)が用意されています。このトラムは無料で利用可能で、主要スポットをぐるりと巡回しているため、無理なく園内を回ることができます。各エリアには停留所があり、自由に乗り降りができるのも便利なポイント。
ファミリーや年配の方にとっては特にありがたいサービスで、長距離の移動に疲れることなくゆったりと楽しめます。車窓から動物を眺めたり、次のスポットへの移動中も自然を満喫できるのが魅力です。
サファリゾーン以外の魅力
サファリ体験だけでなく、アドベンチャーパークの名の通り、セブサファリには刺激的なアクティビティも豊富です。特に人気なのが、全長約1.3kmのジップラインで、山の谷を一気に滑空する爽快感は格別です。
ATV(四輪バギー)でオフロードを駆け抜ける体験もでき、大人も思わず夢中になるスリルが味わえます。また、植物園や蘭園など、自然と調和した癒しのエリアも点在しており、アクティブ派もリラックス派も満足できるバランスの取れた施設です。
フォトジェニックな撮影スポット
園内にはSNS映えするフォトジェニックな撮影スポットが数多くあります。滝を背景にした吊り橋や、緑に囲まれたオープンカフェ、カラフルな花々が咲き誇るガーデンなど、どこを切り取っても絵になる風景ばかりです。特に人気なのは、ジップラインスタート地点からのパノラマビュー。
眼下に広がる山々とサファリエリアを背景に記念撮影をすれば、一生の思い出になること間違いなし。園内のスタッフに声をかければ、気さくに撮影の手伝いをしてくれるのも嬉しいポイントです。
セブサファリ&アドベンチャーパークの見どころ
セブサファリ&アドベンチャーパークには、動物園の枠を超えた多彩なアトラクションが揃っています。迫力満点のショーやスリルあふれるアクティビティ、美しい自然を体感できるゾーンなど、見どころ満載。ここでは、特におすすめの4つのスポットをご紹介します。
バードショー
セブサファリ名物の「バードショー」は、毎日開催される人気イベント。マカオ、オウム、タカ、フクロウなど、さまざまな種類の鳥たちが登場し、訓練された見事な飛行や芸を披露します。観客の頭上すれすれを飛び抜けていく様子はスリル満点で、迫力あるパフォーマンスに思わず拍手が起こります。
会場ではスタッフによる英語の解説もあり、鳥たちの特徴や生態を学べる教育的な側面も魅力。ショーの最後には、一部の鳥と記念撮影ができる時間も設けられており、家族連れにも大人気です。開始時間は日によって異なることもあるため、入園時にスケジュールを確認しておきましょう。
ジップライン
園内で最もスリリングなアトラクションのひとつがジップライン。全長およそ1.3kmを一気に滑空するこのジップラインは、フィリピン国内でも有数の長さと高さを誇ります。山と谷をまたぐルートを飛びながら、眼下に広がる大自然と動物たちの姿を一望できるのが最大の魅力です。
安全装備も万全で、インストラクターが丁寧にサポートしてくれるため、初心者でも安心して挑戦できます。体験前にはヘルメットやハーネスの装着があり、しっかりと準備が整ってからスタート。ダブルジップラインのため、友人や家族と並んで滑ることもできます。
アフリカサバンナゾーン
アフリカの大地を再現した「アフリカサバンナゾーン」は、セブサファリの中でも特に人気の高いエリアです。広大な敷地にシマウマ、アンテロープ、ワラビー、ダチョウなどが自然に近い環境で放し飼いにされており、サファリトラムに乗って観察することができます。
トラムはゆっくりと進むため、動物たちの行動や表情を間近でじっくり見ることができるのが魅力。ガイドが同行し、動物の名前や特徴、生態について詳しく説明してくれるので、観察だけでなく学びの場としても楽しめます。まるでアフリカの大草原を旅しているかのような没入感を味わえる、迫力あるエリアです。
植物園(世界の庭)
サファリの興奮から一転、落ち着いた時間を過ごしたい方におすすめなのが「世界の庭」と呼ばれる植物園。世界各地の植物をテーマにしたエリアで、南アメリカ、アジア、ヨーロッパなどに生息する植物が地域ごとに美しく植え分けられています。特に見応えがあるのは、約200種類以上の蘭が集められたオーキッドガーデン。
色とりどりの花が咲き誇り、写真映えも抜群です。小道を散策しながら季節の植物や珍しい樹木を楽しめるため、自然が好きな方にはたまらない癒しのスポット。ベンチや休憩スペースも整備されており、のんびりとした時間が流れるこの場所は、旅の中でほっと一息つける貴重な空間です。
クロコダイルゾーンでの餌やり
スリル満点の体験をしたいなら、クロコダイルゾーンでの餌やりがおすすめです。巨大なクロコダイルたちが水中から静かに近づき、餌に飛びつく迫力は、映像では伝わらない緊張感と興奮があります。専用の長い棒を使って餌を与えるため、安全面も十分に配慮されています。
スタッフが常に付き添い、正しい方法を丁寧に説明してくれるので、初めてでも安心して体験できます。普段見ることのできない野生動物の本能的な動きを間近に観察できるこのコーナーは、大人にも大人気です。
ホワイトタイガー&オレンジタイガーと記念撮影
セブサファリでは、希少なホワイトタイガーと美しいオレンジタイガーの両方と記念撮影ができる特別エリアが用意されています。ガラス越しではあるものの、すぐそばに大迫力の虎が佇む姿は、思わず息をのむほど。記念写真は専属のカメラマンが撮影してくれるため、ベストアングルで思い出を残すことができます。
動物への負担を最小限に抑えるため、撮影は時間制限が設けられており、待機列ができることもあります。撮影後は写真をその場で確認・購入することもできます。ここでしか体験できない貴重なひとときを、ぜひ旅の記念におさめてみてください。
ホワイトライオンに大接近
世界でも珍しいホワイトライオンを間近で見られるのも、セブサファリならではの体験です。真っ白な毛並みと鋭い眼差しをもつこの神秘的なライオンは、通常のライオンとは異なる気品と存在感を放っています。観覧エリアは強化ガラスで仕切られており、安全にその姿をじっくり観察できます。
タイミングが合えば、ライオンたちがエサを食べる様子や、仲間と戯れる自然な姿を見ることもできます。スタッフによるミニ解説がある時間帯もあり、ホワイトライオンの生態や保護活動について学べる貴重な機会です。
間近に見るキリン
背の高いキリンを目の前で観察できるキリンエリアは、子どもにも大人にも大人気のスポットです。専用の高台に設けられたデッキからは、キリンの顔とほぼ同じ高さで触れ合うことができ、直接餌をあげることもできます。長い舌で器用に葉っぱを巻き取る様子や、優しい瞳に癒されること間違いなしです。
キリンは比較的おとなしく、近づいても驚かないため、初めてのふれあい体験にもおすすめ。餌やり体験は数量限定で、時間帯によっては整理券が必要なこともあるので、早めの訪問がおすすめです。大自然の中で、キリンとゆったりした時間を過ごす贅沢なひとときをぜひ。
セブサファリ&アドベンチャーパークの施設
セブサファリ&アドベンチャーパークは、動物とのふれあいやアクティビティだけでなく、快適に過ごすための施設も充実しています。
園内には自然と調和した宿泊施設、多彩なグルメが楽しめるレストラン、限定アイテムが揃うお土産ショップなどがあり、1日中滞在しても飽きることがありません。特に宿泊者は、朝や夕方の静かな時間帯に動物たちの姿をじっくり観察できるのが魅力です。
宿泊施設
園内には「サファリキャンプ」と呼ばれる宿泊施設があり、自然に囲まれたキャビンタイプの客室を提供しています。各キャビンにはエアコン、専用バスルーム、リビングエリア、簡易キッチン、無料Wi-Fiなどの設備が整っており、快適な滞在ができます。
また、敷地内には屋外プールやスパ、バー、レストランも併設されており、リゾート気分を満喫できます。宿泊料金は部屋タイプや時期によって異なりますが、2ベッドルームキャビンで1泊約10,000フィリピンペソ(約22,000円)からとなっており、朝食が含まれるプランもあります。
レストラン
園内には多彩なレストランが点在し、訪問者の好みやニーズに応じた食事を提供しています。主なレストランとして、フィリピン料理を提供する「ベースキャンプ」、西洋料理を楽しめる「アウトポスト」、週末や祝日にビュッフェランチを提供する「ミシェルズ・パビリオン」、ピザやパスタなどのイタリア料理を提供する「ピッツェリア・ミケランジェロ・リストランテ・イタリアーノ」などがあります。
特に「セレンゲティ・バー&カフェ」は、キャビン近くに位置し、緑豊かな景色を眺めながら食事を楽しめると評判です。これらのレストランでは、各国の料理やセブ島の味を楽しむことができ、動物たちの姿を眺めながらの食事は特別な体験となるでしょう。
お土産
訪問の記念として、お土産ショップでのショッピングもお楽しみいただけます。ショップでは、セブサファリのロゴが入ったTシャツや帽子、キーホルダー、ぬいぐるみなど、多彩な商品が揃っています。
特に、ここでしか手に入らない限定アイテムもあり、旅の思い出作りにおすすめです。価格帯も手頃なものから高品質なものまで幅広く、予算や好みに応じて選ぶことができます。家族や友人へのお土産としても喜ばれることでしょう。
セブサファリ&アドベンチャーパーク服装
セブサファリ&アドベンチャーパークでは、広大な敷地を歩くことが多いため、動きやすい服装が基本です。日差しが強い日も多いため、通気性の良い長袖シャツや帽子があると快適です。
足元はスニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめ。急な天候の変化に備えて、折りたたみ傘やレインコートを持参すると安心です。園内にはアドベンチャー系アクティビティもあるので、アクティブに動けるスタイルが理想です。
セブサファリ&アドベンチャーパーク持ち物
セブサファリを思いっきり楽しむには、事前の準備が肝心です。日差しや天候の変化に対応できるアイテムは必携ですし、写真撮影を楽しみたい方はスマホやカメラの充電にも注意が必要です。
また、歩き回ることを想定して、水分補給できる飲み物や軽食もあると便利。施設内でも一部購入可能ですが、好みのものを準備しておくと安心です。ここでは、特におすすめの持ち物について詳しくご紹介します。
おすすめの持ち物
セブサファリを快適に楽しむためには、まず日差し対策が重要です。帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテム。また、天気の変化に備えて薄手のレインコートや折りたたみ傘も持っておくと安心です。園内をたくさん歩くため、飲み物(ペットボトル)、ハンカチやタオル、ウエットティッシュもあると便利です。
虫よけスプレーも忘れずに。動物とのふれあいやアクティビティに備えて、スマートフォンのモバイルバッテリーやカメラも準備しておくと、思い出をしっかり記録できます。お子様連れの場合は着替えや軽食もあると安心。必要最低限にまとめつつも、快適に過ごすための工夫がポイントです。
セブサファリ&アドベンチャーパーク以外のフィリピンの動物園
フィリピンにはセブサファリ以外にも、個性的で魅力的な動物園やサファリパークが点在しています。首都圏からアクセスしやすい施設や、離島ならではの大自然に囲まれたパークなど、それぞれに特色があり、旅の目的地としても十分楽しめます。
ズービック・サファリ
ルソン島のサンバレス州にある「ズービック・サファリ(Zoobic Safari)」は、クラークやマニラからのアクセスも良く、家族連れに人気の動物テーマパークです。特に有名なのは、ジープに乗ってトラのいるエリアを巡る「トラ・サファリ体験」。
分厚い鉄格子越しにトラへ餌をあげるスリリングな体験は、子どもから大人まで大興奮です。園内にはクロコダイル園や猛禽類のショー、さらには子どもが小動物とふれあえるエリアなど、バリエーションも豊富。入園料は大人695ペソほどで、事前にオンライン予約すると割引もあるのでおすすめ。日帰りでも十分楽しめるスポットです。
カラウィット サファリパーク
パラワン諸島の北に位置する「カラウィット サファリパーク(Calauit Safari Park)」は、かつてフィリピン大統領の命によって設立されたユニークなサファリパークです。アフリカから移送されたキリンやシマウマなどが自然に近い環境で飼育されており、まるで本物のアフリカにいるような景観が広がります。
キリンに直接餌をあげたり、草原を歩くシマウマの群れを間近で観察できるのは、ここならではの体験です。アクセスにはコロン島からのボートとジープ移動が必要で、少し手間はかかりますが、そのぶん秘境感もたっぷり。
まとめ
セブサファリ&アドベンチャーパークは、動物とのふれあい、スリリングな体験、美しい自然が一体となった、まさに“特別な一日”を過ごせる場所です。家族旅行はもちろん、カップルや友人同士でも存分に楽しめます。
施設の充実度も高く、宿泊すれば夜や朝の静かな時間帯の動物たちにも出会えます。セブ旅行を計画しているなら、ぜひこのサファリを旅程に加えてみてください。思い出に残る体験がきっと待っています。