セブ島は美しいビーチと温暖な気候で多くの観光客を魅了するフィリピンの人気スポットです。特に日本からのアクセスも良く、リゾート地として高い評価を得ています。
そんなセブ島の魅力の一つが、比較的手頃な物価。滞在費や食事代が抑えられるため、リゾートライフを気軽に楽しめるのがポイントです。本記事では、セブ島の物価事情について、特に宿泊費を中心に詳しく解説します。
セブ島の物価事情

セブ島の物価は、日本と比較して非常に安く、旅行者にとってコストパフォーマンスの良い旅先といえます。特に宿泊費は、豪華なリゾートホテルからお手頃なホステルまで幅広い選択肢が揃っており、予算に応じた滞在ができます。
また、食事代や交通費も抑えられるため、旅行中の全体的な出費が少なくて済むのが魅力です。これから、宿泊費について詳しく見ていきましょう。
宿泊費・ホテル代
セブ島では宿泊施設の種類が豊富で、価格も非常に幅広く設定されています。高級志向のリゾートホテルからバックパッカー向けのゲストハウスまで、目的に応じて選べるのが特徴です。リゾートエリアのホテルは立地やサービスが良く、やや高めの傾向ですが、日本と比べればかなりリーズナブル。
市街地にはビジネスホテルや民泊も多く、短期滞在から長期滞在まで幅広く対応できます。予算や過ごし方に合わせて、ベストな宿泊スタイルを選ぶことができます。
リゾートホテル
リゾートホテルは、セブ島観光の醍醐味の一つ。ビーチに面した立地でプールやレストランが併設されており、非日常の贅沢なひとときを楽しめます。
日本の同クラスのホテルより価格は控えめで、1泊あたり約10,000〜20,000円(約4,000〜8,000ペソ)が目安です。時期やプランによっては朝食付きや送迎付きもあり、カップルや家族旅行にも人気。静かで高級感のある環境を求める方におすすめです。
ビジネスホテル
市内中心部や大型ショッピングモールの近くには、シンプルで機能的なビジネスホテルも多く存在します。清潔感があり、日本人観光客にも利用しやすい環境が整っています。
料金は1泊あたり約4,000〜7,000円(約1,600〜2,800ペソ)ほどで、リーズナブルながら快適な滞在ができます。出張や語学留学の滞在先としても人気があり、Wi-Fiやセキュリティなど基本的な設備も充実しています。
ホステル・ゲストハウス
できるだけ宿泊費を抑えたい方には、ホステルやゲストハウスがおすすめです。相部屋のドミトリータイプであれば1泊あたり約1,000〜2,000円(約400〜800ペソ)と格安。
共用キッチンやラウンジがある施設も多く、バックパッカーや長期滞在者に支持されています。個室を選んでも比較的安く、他の旅行者との交流も楽しめる点が魅力。旅費を節約しつつ、交流を楽しみたい方におすすめです。
Airbnbなどの民泊
現地の暮らしを体験したいなら、Airbnbなどの民泊がぴったりです。価格は1泊あたり約2,000〜5,000円(約800〜2,000ペソ)が中心で、キッチンや洗濯機など長期滞在に便利な設備が整っています。
静かな住宅街やローカルな雰囲気を感じられる立地も多く、リピーターにも人気です。スーパーで食材を買って自炊すれば、食費も抑えられ経済的。自由度の高い滞在をしたい方にぴったりな選択肢です。
食費
セブ島の食費は、日本と比べて全体的に非常に安く、旅行中の食事代を大きく抑えることができます。ローカルの食堂や屋台なら一食あたり約100〜200ペソ(約260〜520円)ほどで、日本の半額以下という印象です。
外食が日常的でありながら財布に優しいため、滞在中も気軽にいろいろな料理を試すことができます。一方、輸入品や西洋風のレストランでは日本と同等かそれ以上になることもあり、場所やスタイルによって価格差があるのも特徴です。
レストラン
セブ島のレストランは、ローカル向けと観光客向けで料金に大きな差があります。ローカルレストランでは一品100〜300ペソ(約260〜780円)程度で、定食スタイルの食事が気軽に楽しめます。フィリピンの定番「シシグ」や「レチョン」など、味もボリュームも満足度が高いです。
観光地やホテル内の高級レストランになると、500〜1,000ペソ(約1,300〜2,600円)以上かかることもあり、日本の価格に近くなります。日本と比べて日常の外食費は約半額以下で済みますが、特別な食事をする際は、日本と変わらない出費になることもあります。
屋台料理(ローカルフード)
屋台料理はセブ島の庶民の味を気軽に楽しめる手段であり、最も物価の安さを実感できる場でもあります。串焼きや春巻き、ご飯付きの定食スタイルの料理も50〜150ペソ(約130〜390円)程度で楽しめ、満腹になる量を驚くほどの安さで味わえます。日本では考えられない価格設定ですが、衛生面には注意が必要です。
水の取り扱いや火の通りなどに不安を感じる場合は避けたほうが無難です。清潔感のある屋台や混雑している店を選ぶのがポイントです。現地の生活を体験しながら、安くておいしい食文化に触れられる貴重な機会です。
ファストフード
セブ島にはジョリビーやマクドナルドなどのファストフード店が多数あり、気軽に立ち寄れる飲食スポットとして人気です。セットメニューは100〜180ペソ(約260〜470円)程度と、日本のファストフードの約半額以下。
注文も写真付きメニューで簡単にでき、初めてでも安心です。清潔な環境と安定した味、冷房の効いた快適な店内でのんびり過ごすこともできます。物価の安さを感じながらも、日本と変わらない便利さを享受できるのがセブ島のファストフードの魅力です。
自炊
長期滞在や節約志向の方におすすめなのが自炊スタイル。セブ島のスーパーマーケットでは、セブ島の野菜や鶏肉、魚などが安く手に入ります。例えば鶏肉は1kgあたり150ペソ(約390円)、トマトやキャベツも日本の半額以下の値段です。
日常的な食材は非常に安価ですが、逆に日本の調味料や加工食品は輸入品のため割高で、醤油1本が300〜400ペソ(約780〜1,040円)することもあります。現地の食材をうまく取り入れることで、コスパ良く美味しい食事を楽しめます。キッチン付きの宿泊施設と組み合わせれば、滞在費を大きく節約できます。
交通費
セブ島の交通費は、日本と比べて非常に安価です。移動手段にはタクシー、配車アプリ「Grab」、ローカルバス「ジプニー」、バイクタクシーの「ハバルハバル」などがあり、目的や距離に応じて使い分けることができます。
日本のように公共交通網が整備されていない分、個人利用の交通手段が主流ですが、全体的にコストは低く抑えられます。1回の移動にかかる費用は日本の3分の1以下になることもあり、気軽にタクシーを使えるのも魅力のひとつです。
タクシー
セブ島のタクシー料金は、日本と比較して非常に安価です。初乗り料金は約40ペソ(約110円)で、1kmごとに13.5ペソ(約35円)ずつ加算されます。市内の短距離移動であれば、100〜150ペソ(約260〜390円)で済むことが多く、日本の初乗り料金程度で目的地に到着できるのは大きな魅力です。
ただし、ドライバーによってはメーターを使わず、言い値で料金を提示してくることもあるため、乗車前に「メーターOK?」と確認するのが安心です。深夜や雨の日は料金が高騰しやすいので注意しましょう。
Grab
Grabは東南アジアで広く利用されている配車アプリで、セブ島でも非常に便利な交通手段です。料金は乗車前にアプリで確認でき、渋滞や交渉に関係なく、安心して利用できます。市内の移動であれば、だいたい80〜200ペソ(約210〜520円)ほどで、観光客にとっても使いやすい価格帯です。
日本で言えばタクシーよりも手軽で、料金明確かつトラブルも少ないため、特に初めての旅行者にはおすすめです。クレジットカード払いにも対応しており、小銭を気にせず使える点も高評価です。
ジプニー(バス)
ジプニーはセブ島で最も庶民的かつ格安な交通手段で、1回の乗車はおよそ13〜20ペソ(約35〜50円)と、非常に経済的です。乗合バスのようなスタイルで、決まったルートを走っていますが、観光客にはやや使いづらいのが難点です。
停留所が明確でなく、降りるタイミングは自己申告制のため、現地の人に混じって利用するには多少の慣れが必要です。ただし、日本では考えられないほど安価に移動できるため、ローカルな体験をしたい方にはおすすめです。
ハバルハバル(バイクタクシー)
ハバルハバルはバイクによるタクシーサービスで、特に渋滞の激しい市街地や、車の入りにくい路地などで活躍します。料金は交渉制で、短距離なら30〜50ペソ(約80〜130円)、やや遠距離でも100ペソ前後(約260円)で利用可能です。
ヘルメットが提供されないこともあるため、安全面では注意が必要ですが、時間の節約には非常に有効です。日本ではまず見かけない交通手段で、現地らしい移動体験をしたい方には面白い選択肢となります。
セブ島で物価が安いもの

セブ島の物価を活かして、お得に楽しめる体験は数多くあります。中でも、マッサージ・スパとマリンアクティビティーは観光客に人気のアクティビティです。日本よりも格安な料金で質の高いサービスを受けられるため、贅沢気分を手軽に味わえます。それぞれの魅力とお得な楽しみ方を詳しく解説します。
マッサージ・スパ
セブ島では、リゾート気分を満喫できるマッサージやスパが大人気です。セブのマッサージ店では60分で300ペソ程度から施術を受けられることもあり、日本に比べて非常にリーズナブル。
また、ラグジュアリースパでは一流の技術を体験しつつ、価格は日本の半額程度で済むため贅沢な時間を楽しめます。観光で歩き疲れた後に、心身を癒すためのリラクゼーション体験は外せないおすすめアクティビティです。
マッサージ料金の相場
セブ島で受けられるマッサージの料金は、日本と比べて圧倒的にリーズナブルです。街中のローカルマッサージ店では、全身マッサージが1時間あたり250〜300ペソ(約650〜780円)ほど。清潔感のある中級クラスのスパでは600ペソ前後(約1,560円)、リゾートスパなどの高級施設では2,000ペソ(約5,200円)以上することもありますが、それでも日本の高級スパの半額程度です。
施術内容も豊富で、アロマオイルマッサージ、指圧、スウェディッシュ、タイ式など多彩に揃っています。日本と比べて格段に安いのに、技術力やサービスは高水準。値段以上の満足感が得られるため、旅の中で一度は体験する価値があります。
一度は体験してみたい憧れのラグジュアリースパ体験Prana Spa
「Prana Spa(プラナ・スパ)」は、セブ島で特に評判の高い高級スパのひとつ。緑豊かなガーデンと静かな環境に囲まれ、都会の喧騒を忘れて深いリラクゼーションを体感できます。専用ヴィラで受ける施術は、プライバシーも守られ、まさに非日常の癒し空間。
トリートメントメニューも豊富で、アロママッサージやフェイシャル、ホットストーンなどから選べます。料金はコースにもよりますが、90分1,500〜2,500ペソ(約3,900〜6,500円)ほど。日本でこの内容を受けようと思うと倍以上はかかるため、かなりお得です。
セブ島NO.1人気!ヴィラスパTREESHADESPA
「Tree Shade Spa(ツリーシェイドスパ)」は、セブ島で最も人気の高いスパのひとつ。市内中心部の便利な立地にありながら、静かなヴィラタイプの空間でゆったり施術を受けられます。24時間営業なので、観光やショッピングの合間、夜遅くのリラックスタイムにもぴったり。日本語対応スタッフも在籍しており、言葉の壁を気にせず安心して利用できます。
マッサージは1時間600〜800ペソ(約1,560〜2,080円)ほどで、品質と価格のバランスが非常に優れています。内装も清潔感があり、細やかな気配りが感じられるのも魅力のひとつ。初めてのセブ島スパ体験にも、自信を持っておすすめできるスポットです。
マリンアクティビティー
セブ島は透明度の高い海に囲まれ、マリンアクティビティーが豊富に楽しめる南国リゾートです。シュノーケリング、ダイビング、アイランドホッピングなど、海を満喫する選択肢が多数あり、その価格も日本と比べてとてもリーズナブル。
1日楽しめるツアーでも数千円台から参加できるため、気軽に海遊びが楽しめます。旅行会社のツアーに参加する方法と、自分で現地のショップを予約して手配する方法があり、予算やスタイルに合わせて選べるのも魅力です。
ツアーに参加する
マリンアクティビティー初心者や英語に不安がある方には、旅行会社が主催する日本語対応のツアーがおすすめです。ホテル送迎、道具のレンタル、ランチ付きなど、必要なものがすべて含まれていて、当日は集合場所に行くだけでOKという手軽さが魅力。
アイランドホッピングツアーなら、3つの島を巡ってシュノーケリングやバーベキューランチが楽しめ、1人あたり2,500〜4,000ペソ(約6,500〜10,400円)ほどが相場です。安心感を重視したい人には、現地でのトラブル回避にもつながるパッケージツアーがおすすめです。
自分で全て予約する
旅行に慣れている方や、より自由なプランで楽しみたい方は、自分で現地のダイビングショップやボートを手配するのもひとつの方法です。インターネットで事前予約すれば、ツアーよりも安価にアクティビティーを体験できることもあります。
アイランドホッピング用のバンカーボートは、港で直接交渉すればグループ貸切で2,000〜3,000ペソ(約5,200〜7,800円)から利用可能。英語でのやり取りや天候の確認、道具の手配など、少し手間はかかりますが、オリジナルのスケジュールでセブの海を満喫できる点が魅力です。
まとめ
セブ島は物価が安いため、予算を気にせずさまざまな楽しみを体験できる魅力的な観光地です。リゾートホテルや現地の屋台、スパ、マリンアクティビティーなど、多彩な選択肢が揃っています。
旅行者は自身のスタイルに合った楽しみ方を選べるのがセブ島の大きな特徴です。美しい景色と豊かな体験を、ぜひセブ島で満喫してください。