セブ島はフィリピン中部に位置する人気の観光地で、歴史的建造物や美しい自然が魅力です。セブ市内の観光名所から少し離れたビーチや島々まで、幅広いスポットがあります。
歴史と自然が融合したセブ島では、ダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティも豊富で、冒険を求める旅行者にぴったりです。今回は、セブ島とその周辺の観光スポットを厳選し、見どころを紹介します。
オスロブ
セブ島南部のオスロブは、ジンベイザメと泳ぐことができる世界的に有名な場所です。大自然の中で間近に見るジンベイザメは圧巻で、最大12メートルもの巨体が優雅に泳ぐ姿は一生の思い出となるでしょう。
体験は朝6時から開始され、1時間ほどで終了します。料金は500ペソで、シュノーケリング器具が貸し出されます。事前予約が推奨され、混雑を避けるためには早朝の訪問がベストです。
ボホール島
セブからフェリーで2時間ほどのボホール島は、自然と歴史の宝庫です。特に有名なのは「チョコレートヒルズ」と呼ばれる、数百の小さな丘が並ぶ奇景です。
また、世界最小の霊長類「ターシャ」にも出会えます。ターシャはボホール島の自然保護区で保護されており、訪問者はガイドツアーで彼らの姿を観察できます。ボホール島はセブからの一日ツアーも豊富にあります。
モアルボアル
セブ西部に位置するモアルボアルは、ダイビングの名所です。特に「イワシトルネード」と呼ばれる数百万匹のイワシの群れが巻き起こす壮大な自然現象は一見の価値があります。
シュノーケリングでも観察可能で、海中でぐるぐると動き回るイワシの群れを体感できます。ダイビングショップが充実しており、初心者から上級者まで楽しめるスポットです。
カワサン滝
セブの南西部に位置するカワサン滝は、エメラルドグリーンの清らかな水が流れる美しい滝です。特に多段式の滝が特徴で、滝壺で泳いだり、ボートに乗って滝の下に行くこともできます。
滝までは約30分のトレッキングが必要ですが、その美しい景色は苦労する価値があります。カワサン滝の入場料は50ペソほどで、現地でツアーガイドも手配できます。
キャニオニング
カワサン滝周辺で楽しめるキャニオニングは、滝や川を歩いたりジャンプしたりしながら進む冒険的なアクティビティです。ガイド付きツアーが主流で、安全装備が提供されるため初心者でも安心して楽しめます。
料金は約1,500〜2,500ペソで、ツアー時間は2〜4時間程度です。スリル満点のアクティビティで、自然を満喫したい方におすすめです。
ツマログ滝
オスロブ近郊にあるツマログ滝は、その美しさで知られています。幅広い滝が緑豊かなジャングルの中に流れ落ち、滝壺でリラックスできるスポットです。
滝までは短いトレッキングが必要ですが、自然の中で癒される時間を過ごせます。ツアーの一環としてジンベイザメウォッチングと一緒に訪れることも多く、人気の観光スポットとなっています。
シマラ教会
セブ島南部のシブランに位置するシマラ教会は、フィリピン最大級の教会であり、カトリック信者の巡礼地としても有名です。壮大なゴシック様式の建物と美しい庭園が特徴で、多くの観光客が訪れます。
入場は無料ですが、特に週末や祝日には多くの信者が集まるため、訪れる際は時間に余裕を持って計画しましょう。
スミロン島
セブ島南端からボートでアクセスできるスミロン島は、真っ白な砂浜とクリアブルーの海が魅力のリゾートアイランドです。ダイビングやシュノーケリングが盛んで、サンゴ礁やカラフルな魚たちと一緒に泳げる場所として人気です。
入場料は約100ペソ、ボート代500ペソで、事前にツアーを予約するのが一般的です。ピクニックエリアや休憩所も整備されており、日帰り旅行に最適です。
ナルスアン島
ナルスアン島は、セブ市からボートで約1時間の距離にあり、透明な海と美しいサンゴ礁が広がるシュノーケリングスポットです。島自体は小さいですが、豊富な海洋生物が生息しており、初心者でも簡単にシュノーケリングが楽しめます。
また、島内にはレストランやバーベキューエリアもあり、家族連れやグループ旅行にも人気のスポットです。
パンダノン島
セブ島とボホール島の間に位置するパンダノン島は、その広大な砂州とクリアな海が特徴の島です。周囲を歩いて回ることができるほど小さな島ですが、シュノーケリングやピクニックに最適な場所です。
訪れる際にはボートツアーが一般的で、他の周辺島と組み合わせて訪れることが多いです。パンダノン島での滞在は、リゾートからの日帰りツアーが主流です。
ヒルトゥガン島
ヒルトゥガン島は、マクタン島からすぐ近くの海洋保護区に指定されたエリアです。ここでは、ダイビングやシュノーケリングで豊かな海洋生物と触れ合うことができます。
透明度の高い海と美しいサンゴ礁が広がるヒルトゥガン島は、理想的なスポットです。訪れる際には入場料が必要で、ツアー料金に含まれていることが一般的です。
カオハガン島
カオハガン島は、美しい自然と穏やかな村の雰囲気が魅力の小さな島です。フィリピンの伝統的な生活を垣間見ることができる場所で、訪問者は島民と触れ合いながらリラックスした時間を過ごすことができます。
カオハガン島は観光開発が進んでおらず、ゆっくりとした時間を過ごしたい方にぴったりです。シュノーケリングや手作りの工芸品を楽しむこともできます。
パングラオ島
ボホール島の隣に位置するパングラオ島は、白砂のビーチと豊かな海洋生物が魅力の観光地です。アロナビーチを中心にリゾートが立ち並び、ダイビングやシュノーケリングに最適なスポットが点在しています。
また、パングラオ島からはボホール島の観光地へもアクセスが容易で、セブからの宿泊ツアーも数多く開催されています。
サント・ニーニョ教会
セブ市内にあるサント・ニーニョ教会は、フィリピン最古のカトリック教会として知られています。1565年に建てられ、フィリピンのキリスト教化の歴史を物語る重要な建造物です。
教会内には、幼子イエスを描いた像が安置されており、多くの信者が訪れる巡礼地となっています。入場は無料で、訪問者は敬意を持って訪れる必要があります。
マゼランクロス
セブ市内のランドマークであるマゼランクロスは、フィリピンにキリスト教をもたらした探検家フェルディナンド・マゼランが立てたとされる十字架です。
この十字架は、フィリピンのキリスト教化の象徴として重要な歴史的遺産です。観光客は十字架を囲む小さな礼拝堂を訪れ、その歴史に触れることができます。入場は無料で、サント・ニーニョ教会の近くにあります。
サン・ペドロ要塞
セブ市内にあるサン・ペドロ要塞は、スペイン統治時代に建てられたフィリピン最古の要塞です。現在は博物館として公開されており、セブの歴史やスペイン統治時代の遺物が展示されています。要塞内の庭園は散策にも最適で、歴史好きな旅行者にとって興味深いスポットです。
山頂展望台トップス
セブ島のトップス展望台は、標高約600メートルの山頂に位置し、セブ市内や周辺の海、夜景を一望できる絶景スポットです。特に夕暮れ時や夜間に訪れると、街の明かりと星空が美しいコントラストを見せます。展望台にはカフェや軽食を楽しめる施設もあり、リラックスしながら景色を堪能できます。
営業時間は10:00~23:00で、入場料は100ペソほどです。車でのアクセスが一般的で、市内から約30分程度で到着します。セブ旅行で外せないスポットのひとつです。
マゼラン記念碑
マゼラン記念碑は、スペインの探検家フェルディナンド・マゼランの到達を記念して建てられたモニュメントです。セブ島北東部に位置し、1521年にマゼランがフィリピンを初めて訪れた歴史的な瞬間を象徴しています。近くにはラプラプ像もあり、フィリピンの歴史に触れることができる観光地です。
入場料は無料で、年中無休で訪れることができます。周辺には売店や露店が並び、地元の特産品やお土産も手に入るエリアです。
ラプラプ像
ラプラプ像は、セブ島の英雄ラプラプを称える巨大なブロンズ像です。彼は1521年、マクタン島でマゼランを撃退し、フィリピン初の独立を象徴する人物として知られています。
像は海岸に面しており、マゼラン記念碑と併設されています。観光客はこの場所でフィリピンの独立の歴史を学びつつ、周辺の美しい海を眺めることができます。入場料は無料で、訪れる時間に制限はありませんが、午前中の訪問が混雑を避けるコツです。
スクボ博物館
スクボ博物館は、セブ島の豊かな文化と歴史を学べる貴重なスポットです。展示内容は先住民族の生活様式、スペイン統治時代の遺物、第二次世界大戦時の品々まで幅広く、地元の歴史を網羅しています。
博物館はセブ市の中心部に位置し、観光の合間に立ち寄りやすい場所です。営業時間は火曜日から日曜日の9:00~17:00で、入場料は50ペソです。英語のガイドツアーも開催されており、より深い理解を得ることができます。
カトゥムン温泉
カトゥムン温泉は、自然の中でリラックスできる人気の温泉スポットです。セブ市から約1時間の距離にあり、森林に囲まれた静かな環境で、心身を癒すことができます。
温泉の水は天然で、リウマチや筋肉痛に効能があるとされています。温泉施設にはプライベートバスもあり、家族やグループで利用することが可能です。営業時間は6:00~22:00で、入場料は200ペソほどです。日帰りでも楽しめるリゾートとして知られています。
道教寺院(タオイスト・テンプル)
セブ島の道教寺院は、中国文化の影響を強く感じることができる観光名所です。鮮やかな赤と金で装飾された建物は美しく、龍や仏像が境内に配置されています。
寺院は山の中腹に位置し、セブ市内を見下ろす絶好の展望スポットでもあります。地元の中国系フィリピン人が信仰しており、一般の観光客も自由に訪れることができます。入場は無料で、営業時間は8:00~18:00です。瞑想やお祈りの場所としても知られています。
カルボン・マーケット
カルボン・マーケットは、セブ市最大の露天市場で、地元の生活を垣間見ることができるスポットです。野菜や果物、海産物、衣料品まで何でも揃うこの市場は、観光客だけでなく地元の人々にも愛されています。朝早くから賑わっており、特に新鮮なシーフードが豊富に揃っていることで有名です。
市場は24時間営業しており、早朝や夕方に訪れると混雑を避けられます。価格交渉も楽しめるため、お土産探しにぴったりです。
シラオガーデン
シラオガーデンは、色とりどりの花々が咲き誇る美しい庭園で、セブ島の自然を満喫できるスポットです。特にインスタグラムに映えるフォトスポットとして若者や観光客に人気があります。
園内には展望台やピクニックエリアもあり、家族連れにもおすすめです。シラオガーデンは山間部に位置し、市内から車で約1時間の距離にあります。営業時間は8:00~17:00で、入場料は50ペソです。晴れた日にはセブの美しい自然を存分に楽しめます。
カジノ
セブ島のカジノは、エンターテイメントの一環として人気を集めているスポットです。高級リゾートホテル内に併設されていることが多く、ブラックジャックやルーレット、スロットマシンなど多様なゲームが楽しめます。
24時間営業している施設も多く、観光客や地元の富裕層で賑わっています。中でも有名なのは「ウォーターフロント・セブシティカジノ」で、豪華な施設と高いサービス水準が評判です。年齢制限は21歳以上で、入場料は無料です。